書くのは人の為ならず。自分が学習を進める上で何に迷ってどう対処したのか整理したくなって書いた「自問自答」Q&A。

FAQ(Frequently Asked Questions)というよりもNAQ(Never Asked Questions)なので naq.html としている。書いている途中でかなり気分が整理されてきたのでその時点で放置。4年の2〜3月にかけて書いたものだが、それ以降も考え方は変わっていない。

もくじ

このページについて

この考え方は間違っている・甘すぎる・やる気が感じられん・けしからん

@realDonaldTrump にご意見をお寄せください(2021年7月追記:アカウント削除済み)。そしてぜひご自分でお書きになってください。

執筆に参加したい

AsciiDocの原稿をコピーして、自分で書いてみてください。

環境と情報

現在1・2年だが、いずれは編入したい。何をしておけばいいだろうか?

何もしなくてもいい(笑)。好きなこと、あるいは興味のあることをめいっぱいやろう。

学校の授業は聞いておくといい。英語・数学だけでもついていくようにしよう。高専の英語の授業は「うーん」というものも多いので、半年後ぐらいのTOEICか英検に申し込んで、そこを目標に一日10分ずつ単語帳を音読などしてみるのもいい。筆者の高専では、英語の授業だけは学年が上がるにつれレベルが下がっていった。

とりあえず編入の勉強を始めたい。何をすればいい?

大学が決まっていれば過去問を見て教科・範囲を知ろう。決まっていなければ、とりあえず英語・数学を中心に。分野でいえばTOEIC・微分積分・線形代数。

どんな本が必要かわからない

数学についてはとりあえず学校の教科書と『編入数学徹底研究』。英語はTOEIC対策本。これだけで見切り発車はできる。他は編入体験記を見ながら、適宜揃えていこう。数学については分野ごとに対策が確立していると言ってよく、利用する編入用の問題集はどの大学でもだいたい同じ。物理については大学によって異なる。

いろいろな本を見てみたい

高専の図書館に行こう。

出費を抑えて本を揃えたい

  • メルカリ

  • Amazon

  • コネ

『編入数学徹底研究』がバカみたいに高い

もともとの出版社が倒産したのでAmazonでは転売ヤーが法外な値段で売っている。版を引き継いだ出版社から買えば問題なし。

誰かに編入の話を聞きたい

  • 2コ上の先輩

  • zenpen

過去問がほしい

  • 学生課

過去問の解答がほしい

  • 高知高専

  • 先輩

院試の問題は出るのか

編入体験記が読みたい

  • zenpen

  • 京都大学編入会

  • 小山太郎流

編入体験記はあくまで個人の体験。合格・不合格にかかわらずいろいろ読んでみること。

〇〇というWebサイトでは、こんなことを言っていたのだが、これは正しいだろうか?

大学の研究室を見てみたい

大学・学科に迷う

転科したい

受け入れ枠さえあればなんとかなる。理学部編入についての話も探せば出てくる。筆者はよく知らない。

予備校には行くべきか?

編入の予備校は少ない。予備校には行かなかったし、現状行かない人が多数派ではある。行くか行かないかは勝手だが、行く人が多数派になると編入受験生でも(大学受験同様)予備校に行くのがデフォルトになってしまい、誰も幸せにならないんじゃないかという懸念がある。いや、予備校は幸せになるのか。

戦略

勉強はいつから始めたらいいの?

早い人は3年生後期、遅い人でも4年と5年生の間の春休みぐらいに始める。

計画を立てたい

始めは手探りなので、記録を付けて時間の感覚を掴みつつ、以前にやった箇所から復習を進めていった。4年生の1月になってからNotionで毎週の範囲を立てて、それぞれの日に割り振ってGoogleカレンダーに入れていった。もちろん実際の進み具合に応じて適宜修正する(無理しないこと)。学校の課題などはTodoistで管理した。

長期的な計画については…

記録をつけたい

Studyplusがメジャーではある。ユーザー数だけがとりえ。使い勝手はよくない。FLIPはユーザー数こそ少ないものの、わりかし面白い機能がある。筆者は時間の記録はStudyplusに、範囲の記録はスプレッドシートでやった。

もう時間がない

どういう順番で勉強すべき?

一般に、それぞれの分野には結びつきの強い分野がある。たとえば熱力学では全微分をよく使うが、行列の固有値はほとんど使わない。よく「物理には微分方程式を使うから先に勉強しておくとよい」といわれる。それはそれで納得するし実際そうしたのだが、力学の問題を通じて微分方程式の練習をしても大丈夫だと思う。ベクトル解析の練習は電磁気学でできる。特にベクトル解析は意味不明になりやすいので、物理でイメージをつくるほうがたぶん楽。

今まで塾に頼りっぱなしだったので、自分でどうすればいいかわからない

筆者はこれ。高専での私的な活動の経験から、おそらく「苦しいことは長く続けられない」というのがわかっていたので初めは無理しない方針で進めた。逆にいえば、それ以外は何もわかっていなかったので、早く始めて早く失敗しておくように心がけた。

他人

勉強する仲間がほしい

まだ周りで誰も勉強していないので寂しい

案外そういうときのほうが焦りもなくじっくり勉強できる。今のうちに進めておこう。

…しかし、本当にまだ誰も勉強していないのだろうか?ケチな奴は一人でコソコソやっている。

勉強する仲間は必要か?

いらん

同級生が勉強時間でイキってきてつらい

こういう「イベント」はやる気の補充としてうまく使ってやる。

とりあえず衝撃を受けてみる

「わあ大変だ。俺も勉強がんばろう」って感じでね。そこで止める。落ち込む必要はないし、落ち込むメリットもない。ドライに考えよう。反省は大事だが、ともすれば自虐になってしまいがちだから、反省しなくてもいい。行動につなげることを考える。

無視する

たくさん勉強しなきゃいけないというのは、つまりそれだけ元がバカ。むしろ同情してあげよう。

同級生が席次でイキってきてつらい

正直席次は関係ない。上位だからといってかまけないこと。

同級生が〇〇でイキってきて・煽ってきてつらい

ぶちのめせ

知り合いがめっちゃ頑張っていて尊敬すると同時に怖い

学外のライバルまで考えると心が折れそうになる

スタプラのタイムラインを見るとつらくなる

あんなもの棒の伸ばし合い合戦だからな。あまりマジにならないこと。だいたい何を記録対象にするかも人によりけりで、レポートや趣味の勉強を記録する人もいる。

Studyplusにはちょっとしたハックがある。というのは、パソコン版からは他人の学習記録を見ることができないのだ!これを逆手に取るのもアリ。

周りが内職しているのを見ると、授業に集中できない

内職までしなくちゃ間に合わないなんて、かわいそうだな。同情してあげよう。

みんなが勉強してないのに頭が良いように見える

頭が良いというのはかなり乱暴な表現。

性格にもよるが、あまり細かな差異にこだわって劣等感を抱えない方がよい。どしっと構える。逆に優越感も持たないほうがいい。表裏一体。

先生に聞きづらい

結局今まで先生に聞いたことは一度しかない。

友達に聞きづらい

友達に聞いたことがない。無理して仲良くする必要はない。学外に仲間を求めるという選択肢もある。

図書館で喋りながら勉強している人たちが目障りで、落ち着いて本を選べない・探せない

人のいない時間帯を選んでみよう。空きコマとか土曜日の午前とか。

目当ての本があるなら、事前に請求番号を調べよう。ふつうの図書館では請求番号ごとに分類されているから、その順番にたどればどんな本でもすぐに見つかる。

友達に志望校を聞かれたけれど、答えづらい

ちょっと上位の学校を受けるだけで「おおー」とか言ってくる人いるよなあ。まあこっちも言われたら「おおー」ぐらいしか言うことないわけですが。ただ問題・傾向が似ている大学というのはあるので、人の志望はなんとなく知っておいたほうがいい。

みんなの志望校が気になる

進路調査後に公表される場合がある。また、学校が過去問の貸出を行っている場合、貸出名簿を見ると大体推測がつく。やってみればいろいろわかってしまうものだが、やりすぎるとストーカーっぽくなるのでほどほどに。

まだ4年の春なのに、編入のことをいろいろ話してきてうっとうしい

たしかにうっとうしい。でもその人はいろいろ知っているかもしれない。参考書とか聞いてみたらどうだろう。

学業・生活

卒業研究との両立がつらい

部活が忙しい

筆者は4年になってから行っていないので答えられない。

授業が退屈・休んで編入の勉強をしたい

課題がしんどい

Twitterを見るのはやめたほうがいいのか?

人による。有意義だと思うなら続ければいい。そうでないならやめてみればいい。もう一度始めるのは簡単。

Twitterにはやたらと編入勉強アピールしている人もいる。バカバカしいが、案外メンタルにくるので見ないように努めよう。やめてしまえば見なくて済む。

Twitterをやめたい

別に完全にやめなくてもいい。いろんな方法がある。

ちょっとずつツイートの頻度を減らす

一気に閉じるとうまく行かない場合がある。見てしまうのはしょうがないとして、まずは発言を減らしてみる。言いたくなったらメモ帳に書く。Studyplusに流すのもいいかもしれない。Twitterから離れて毒が抜けてくると、同級生の愚痴ツイートなんかを見るとイライラしてしょうがなくなる。その勢いでやめる。

とにかく我慢する

結局他の方法で憂さ晴らししてしまいがち。

スマホを工夫して使う

机に置かない。Forest・FLIP・Digital Wellbeingを使う。全員ミュートする。画面をモノクロにする。通知を切る。充電しない。SIMを抜く。

アカウントを消す

PC版からツイートの記録を画像含めてすべてダウンロードできる。これをしておくと心残りがなくなるかもしれない。または、みんなにブロックしてもらって凍結させてもらう。

理論的支柱をもつ

書籍『今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除する10の理由』を読む。同様の趣旨でも、ネットの記事だとなぜかやめる気にならない(「ツイート」ボタンが置いてあるからだろうか?)。

宣言しない

Twitterで「ツイッターやめます!」とツイートすると、1時間もすればどんな反応が返ってきたか気になってしまう。去る時は静かに。誰も気づかない。

睡眠時間を削っちゃいけないのか?

早起きできない

早寝すること。あるいは本当に早起きする必要があるのか考えること。生活のリズムは人それぞれ。たとえ人間の生理的に朝が集中しやすかったとしても、学校前のバタバタした雰囲気を遮ることができるのだろうか。

学校に行きたくない

編入のためなのか何なのかわからないが、妙に行きたくない時期はある。出席を厳しく取らない授業についてはたまに休んだ。

寒い

身体が寒いと心も寒くなる。

運動とかやったほうがいい?

さあね。あらゆる人に対して「絶対にやったほうがいい」ことというのはかなり限られている。とりあえずやってみるのはいいこと。

心とやる気

モチベがない

モチベーションの引き出しを挙げる。

大学でやりたいことがある

これに明確にYESと言えるのが望ましい。崇高だし、なんだかかっこいい。思い切って志望理由でも書いてみたらどうだろうか。

でも、やりたいことがないから困っているんだろう。「やりたいことを見つけたけれど、もう手遅れでした」ということもありうるから、とにかく始めておくのは悪いことではない。他の引き出しでも十分に補える。

周りがやっているから

そろそろやらないとヤバいよなあ。なんだかんだいってこれも大きな後押しになる。

周りがやっていないから

先にやっておくと心に余裕が生まれる。前と言っていることが真逆だが、まあ考えれば理由なんかいくらでも作れるということ。やらない理由よりやる理由を考えてみよう。

学習内容から得る楽しさ

苦手な教科でも、ちょっとおもしろいと思う解法や法則があれば、ちゃんとそのことを認めよう。そして楽しんでみよう。そうすれば、続けてみようかなという気持ちにもなってくる。

  • 英語

  • 数学

  • 物理

習慣付ける自己効力感

特に塾に頼っていた人は、自分であれこれ考えながら進めていくプロセスを楽しんでみるといい。結構不安の量もやばいんだけど…。

大学のWebサイトや編入体験記を読む

ぱらぱらーっとね。勉強法と同様、「自分に合った体験記」が存在する。「歯を食いしばってがんばりました、えっへん」という感じのは正直読んでいて嫌になった。勉強法だけ盗んで即閉じた。

モチベーションを下げないために

初期は外部・環境からのモチベーションがない。そこで、せっかく生まれたモチベーションを減らさない・惰性で(こういうのが嫌なら、慣性で)勉強を続けることを考える。煽ってくる奴と話をしないとか、やる範囲をあらかじめ決めておくとか。

勉強時間が安定しない

勉強に飽きた

ということはすでにいくらか勉強したんだな。拍手。

一日の間で飽きた

何か他の分野をやる。「まえがき」などに書いていない限り、問題集を前から進めなければいけないルールはない。自由に使おう。こういうときのために、あらかじめ取り組む順番を「1章→6章→7章→2章…」などと決めておくとスムーズに移れる。「計画と実行を分ける」という方針は役に立った。選択・決断する時間は1週間のどこかにまとめて、あとはゴリゴリ解いていくだけ、とするとなぜかちょっと気分が楽になる。

長期的に見て、もう新しく勉強することがなくなった

間に合わないよりずっとマシ。でもあとはひたすら復習か。あーあ。

…まあそう言わずに。これで全部だろうか。過去問に知らない範囲はないだろうか。それに、もう一度解いてみれば案外忘れているものである。あえて範囲を残しておくという選択もある。

大学見学に行ったけれど、正直よくわからなかった

受験勉強に意義を見いだせない

受験なので、多かれ少なかれ「受験のための勉強」になってしまうのはしょうがない。一般の大学受験に比べればそれでもずっと競争市場は小さい。

直前まではあまりそのように考えなくていいと思う。学習によって自分の考え方がどのように変化していくのか、つぶさに観察して、それを楽しむ。

ついつい人と比べてしまう・競争が苦手

比べようのないことを比べさせられる機会はとても多い。いつも訳のわからん評価指標で順番を決められていく。あまり深刻に考えてもしょうがない。

1週間ぐらい気持ちが沈んでいる

止まない雨はない。Daylioなどのアプリを使って、気分を記録しておくと何かパターンが見えてくるかもしれない。

集中できないのは自分の甘えだと思うとつらい

自分の甘えに原因を帰すのは簡単だし、特定の社会では「奨励」された模範解答だ。が、ちょっと改善には結びつけづらい。態度の問題は抜きにして、具体的な原因を探ってみよう。

つらい

こんなページ見てないで寝よう。

一日に8時間も勉強できない

1ヶ月早く始めよう。一日3時間で90時間になる。

定期試験の前に、1日だけ6時間or8時間勉強する日を作ってみる。このさい効率は度外視して、実際に8時間やるとはどういう感じなのか馴染んでおく。1日だけなら、案外楽勝かもしれない。

あまりつらい勉強をしたくない・楽しく勉強したい

じゃあそうすればいい。しかしそのためには工夫が必要。楽しんで勉強するのは全然悪いことじゃない。

やってみたら結構楽しいが、これでいいのか

いいぞ!

自分が落ちてもどうせ他の誰かが受かると思うと面倒くさくなった

最終的な合格不合格にかかわらず、勉強すればその人の学力は向上する。みんなが勉強すれば全体の学力が向上する。適当に枠を絞って、学生で競争して勉強させる。受験制度とはそういうメカニズムでもあるのかもしれない。

2・3科目でも難しいのに、世の高校生はもっとやっていると思うと、何だか虚しくなってきた

みんなすごいよねー。でもこれはしょうがない。外から見ればそう見えるもの。今更立場が入れ替わるわけでもない(よかったー)。どっちがより大変かだなんてわからないし、わかったとしても何になるんだろう。

落ちたらいままでの時間は全部ムダになるのか

そうはならんでしょ。

不合格体験記にも、「一年ムダにしました!クソ!」というのは見当たらない。まあ、そんなこと書いたらいよいよ心が折れちゃうってのもあるんだろうな。

大学でやりたいことがない・希望する分野はあるが、具体的なことまでは言えない

大体のひとはそんな感じがする。ロクに手も動かしていないのにバズワードに飛びついて「ロボット!AI!」とか言っている人も見かける。ちょっとうらやましい。

努力したくない

そういうことはあまり口に出さないほうが無難。なにもスポーツ漫画の主人公ばりに「熱心に」やる必要はない。「めんどくせえな〜」といいながらも、取り組んでいれば問題ない。ただし、おもしろいと思う内容に出会ったら、「ウォースゲー」とか、声に出してみるといい。

はげましてほしい

実のところ、自分で自分をはげますのが一番都合が良い気がする。

勉強中に

これって誤植?

そう思ったら大体誤植。ちゃんと本を読めている証拠だ。びっくりするぐらい誤植まみれの本もある。出版社のサイトを見てみると誤植表が出てくるので、スマホにでも入れておこう。頻繁に見ることになる。

集中できない・はかどらない

いろいろな理由が考えられる。

聴覚

周囲が騒がしいと気が散る。エアコンの音でも気が散る人もいるらしい。ソースは俺。耳栓を買った。

視覚

部屋が散らかっていて、いろいろなものが目に入るのは好ましくない。筆者は部屋を片付けられなかったので、ダイソーでメニュースタンド(x2)と発泡スチロールの板を差してパーティションにした。軽くて扱いやすいのでオススメ。

触覚

椅子の座面が湿気ているとイライラする。タオルを一枚敷くとわずかに改善される。筆者はサンワサプライの椅子を買った。

体調

必要以上に睡眠を減らしていないだろうか。お腹が痛い時に集中するのは難しい。お腹を痛くしないことを考える。

勉強内容

姿勢とか。

しっかり理解できているか不安

どうせ理解できてない(笑)。間違えたら「これは不注意によるものだろうか?」「この問題は何が言いたいんだろう?」とかいろいろ考えてみる。積極的に教科書・定義に立ち戻ってみる。

解説を読んだらわかるのだが、初見では解けない

そういうもの。地道にモノにしていこう。

「基礎を大事に」とは言うが、基礎ってなに?

わからん。数学・物理に関しては定義が大事。でも定義を音読して丸暗記するわけにもいかないし。結局のところ、使ってみてよくわからなくなってはじめて「あ、俺わかってねえわ」と気づく。問題を解く時に、「解答には書いていないけれど、この方法でいいのかな?」とか「こうやるのはどうしてダメなんだろう?」(←大学範囲の参考書にはこういう話が載ってない)というのを大切に、じっくり考えてみよう。

答えはすぐ見るべき?

数をこなしても不安

こんな範囲学校でやってない

残念、学校ごとのカリキュラムには差がある。自分で勉強するか、教員に直接教えてもらうしかない。

自分で勉強する場合、

あるいはこれからやるのかもしれない。今年度来年度の物理・数学のシラバスを見て、参考書の章のタイトルと対応付けておこう。筆者は見た上で無視して、自分の好きなペースで進めた。学習がだいたい終わったあとに授業で扱ったので、復習という位置づけだった。導出などを自分でやり直すのは面倒くさかったから、授業形式で再確認できてこれはこれでよかった。

わからないことがあるが、手持ちの本には何も書いていない

ネットや図書館の本が使える。先生に聞いても良い。というか使えるものは全部使うべき。受験関連はいろいろなサイトがあるから、検索すると嫌になるほど出てくる。デザインと広告だけで中身のないWebサイトものさばっているが、いろいろ調べていると当たりのサイトがわかってくる。

学校でやってから自分で勉強するか、先に自分で勉強するか

勉強時間を増やしたい

勉強の質を上げたい

息抜きしたいけれど、ゲームをするのは気がひける

瞑想・ヨガ

自分と向き合う(?)

科目に関連した小ネタを探す

『物理のかぎしっぽ』などには、変わった話題が多い。 検索のヒント:

  • ベクトル解析→微分形式

  • 複素関数→色相環、流体力学

なかなか問題を解けるようにならない

まあまあそう焦らずに。

問題を解き直す間隔を詰めてみる

以前解けたはずの問題を忘れてしまった

忘れて覚えて、忘れて覚えて…その繰り返し。そういうもの。ただし、解法全体を丸暗記しなければならないような問題はほとんどない。急所を頭に入れておく。

なぜか永遠に解けない問題がある

根本的な理解を誤っているのかもしれない。定義に立ち返ろう。不器用な筆者は一つの問題について10時間ぐらいかけて考えたこともある。

解説を読んで考えたけれど、よくわからなくなってきた

筆者の場合、一旦端に置いておいて、別の勉強をした。次の日になって見返すと疑問が氷解している場合が半分ぐらいだった。それでもわからなかったら1週間ぐらい置いてもう一度見た。ただし期間を置くのは時間に余裕がある場合だけだし、1ヶ月とか置くとそもそも何で詰まっていたのか忘れてしまうことがある(特に「合ってはいるけれど、解法の根拠がわからない」とき)。

同一の問題を複数の参考書が取り上げている場合もある(数学は多い)。二つの解説を横に並べて吟味してみる。

こんな解法を思い付ける気がしない

そこから派生する応用分野の初歩的な問題を持ってきて「難問」とするケースがある。

行列の解析的取扱い・ジョルダンの補助定理・ジョルダン標準形なども、微妙に高専の授業範囲から外れていたりする。大学向けの教科書や院試の問題集が役に立つ場合がある。広く調べてみよう。

解けるようにはなったが、類題には対応できる気がしない

過去問が解けない

うーん困った。

あれ?過去問案外解けるじゃん

すげー。学校によっては特定の年度から急に難化する場合があるので、念のため調べておこう。

英語の英訳・英作文を解いてみたが、これで合っているのだろうか

こんな問題出ない気がする

やめちまえ

成長が遅い気がする

方法論

物理がわからない

数学がわからない

公式が頭から抜け落ちる

まず、定理と公式は異なる。一般に、定理と名がついているものは丸暗記すべきでない。中心軸の定理とか。グルサの定理を頭の中で導くのはちょっと大変だが、せめてローラン展開からつながっていることぐらいは知っておくべき。

その上で公式の意味を考える。導き方は知っているだろうか。イメージはつかめているだろうか。

意味もイメージも見いだせない公式は、丸暗記するしかない。でもそんな公式の数はたかが知れている。リストアップして、英単語帳にでもはさんでおこう。

数学は暗記か?にもつながる話し。

フーリエ級数展開の計算はできるけれど、そもそも定義式の意味がいまいちわからない

フーリエ級数展開の cosnx をしょっちゅう抜かしてしまう

複素関数の写像がわからない

複素関数を教科書で見ると、複素関数の説明が薄く、積分や留数定理に寄っている気がする。しかし複素関数の作用を図示する問題は(九大や東大で)出ているので学習する必要がある。自分で思いつくのはちょっと難しい。

  • マセマの複素関数

  • 『すぐわかる複素関数』

英単語が覚えられない

筆者の場合は鉄壁をAnkiにインポートして、毎日細く長く(25分を半年ぐらい)テストしていったら覚えられた。

英作文が書けない

TOEICのスコアをある程度取っても、英作文になると全く手がつかないことは十分ありうる。TOEICではライティングの能力を測っていないのだから、当たり前といえば当たり前である。だから焦ることはない。英作文には英作文の対策・参考書がある。改めて調べてみよう。

TOEICの勉強法が知りたい

熱力学・流体力学・量子力学・解析力学なんか知らない

こういう分野は困る。とりあえず、その分野の出題が高校範囲なのか大学範囲なのか、問題集と過去問を照らし合わせてみよう。大学範囲だが、高校レベルの知識があれば誘導に従って解けるケースもあるので、ダメもとで一度手を動かしてみるのがオススメ。

大まかな目安

  • 熱力学

  • 流体力学

  • 量子力学

  • 解析力学

ケアレスミスが多い

案外基本的なことがわかっていないケースもある。WIP